えぶきち学園

いい大人がいい大人とは思えないことをいう

今さら聞けない言葉の意味vol.4「おにぎらず」

皆様の心の安寧と妄想共和国の発展を心より願っている池上コアラシです。

早いもので、今さら聞けない言葉の意味シリーズもついに第四回です。 皆様に日々支えられながらいきている事を実感しつつ、 やはり毎回真面目にわかりやすく説明しているからなのかなあと思っております。

さて、早速ですが今回解説する言葉は...「おにぎらず」です。 なんだ、簡単すぎるだろ。読者を馬鹿にしてるの?馬鹿にするのも大概にしろよ糞便垂れ流し野郎! どうどうどう、落ち着いてください。 聡明な読者の皆様が「おにぎらず」くらいご存知な事は把握しています。 ただ、ただね詳細までを理解している人って少ないんですよ。 なので今回はおにぎらずについて、細かいところまで話しちゃいますよ。

第1章 おにぎらずの生い立ち

まず、言葉の意味を知るには生い立ちを知らないといけません。 どこから話しましょうか…そうですね、それは丁度今日みたいな冷たい風が吹く夜でした。

 夜風は頬を容赦なく切り裂き、消えかけの街灯に薄っすらと照らされた、剥き出しのコンクリートブロックが一層と肌寒さを感じさせる。 喉の奥から不規則に吐き出される呼気で眼鏡は白く曇り、心臓は早鐘のように打ち続けている。 手足は鉛をつけたかのように重く、体は悲鳴を越え、沈黙していた。 男は追われていた。ここ最近、巷を騒がせているおにはぎ。言葉の通りおにぎりを剥ぐもの。 一説では物の怪の類とも、腹を空かせた落ち武者だのと言われていたが、ところがどうして姿形は化け物そのものだ。 皮膚は一つ一つ鱗のような米粒で覆われ、体の中心には黒い海苔のようなものが巻かれていた。 瞳は赤黒い球体。まるで梅干しだ。 おにはぎは男の体に手を当てると...

おっと、すいません。 これ以上この話を進めると非常にグロくなりますし、長くなってしまうのでこの辺にしておきます。 もうおわかりですね、おにぎらずというのは、くるぶしの別の呼び名なんですね。

昔の人は足の付け根の少し出っ張っている部分に非常に恐怖していて、触るのすら怖がっていました。 これじゃあいかんと、蘭方医学を学んだ、ティンフォー・ダイジャニ(和名: 陳方大事二)が一念発起し、「ほら、この出っ張りを優しく握り込んでみてください。皆さんが普段握っているおにぎりみたいでしょう」人々に優しく説いていったんですね。 これを受け当時の人々は感涙し、呼び名を決めました。おにぎらずってね。 なんでおにぎりじゃないの?とお思いの読者の方もいるでしょう。 それは簡単な事で、陳方さんはあまり日本語が得意では無かったので「おにぎりみたいでしょう」が「おにぎらずジェナもう」に聞こえてしまったんですね。

はい、今回はちょっと長くなってしまいましたが、おにぎらずという言葉についてはかなり語れたかと思っています。 知らなかった皆様も明日から職場で使ってみてください。 よっ、雑学王!