えぶきち学園

いい大人がいい大人とは思えないことをいう

甘太郎の食べ飲み放題帰りに起きたウンコの悲劇

今ひとたびうんこの話をするのかと思うと非常に憂鬱な気持ちになる。キムラはもう31なんだから。松本伊代に至っては50なんだから。

先週末の金曜日、世に言う花金である。給料日前のひもじい私は、創作スランプに陥ったコアラシに少しでもネタを思いついてもらおうと激安焼肉食べ放題+アルコールっぽい液体飲み放題3000円の居酒屋に向かった。甘太郎である。 思えば前日に部の新年会があり、二次会三次会と重ねて、気づいたら大惨事会だった飲み会開けで勤務時間中終始グロッキーだった私はもう二度と酒なんて飲まないと誓ったばかりだったのに、気づけば夜の繁華街。 寄せては返すキャッチの波を潜り抜け、目的の甘太郎に突入、入口の自動ドアがレールから外れていてものすごいアクロバティックなお出迎えとなった。

コアラシは体系の期待通り、食べ放題の肉メニューを端から端までと、ごはんメニューのコンプリートを早々に果たした。

こいつはどうしようもないと思いつつ必死でペースについていった。アルコールに関しては最初こそもう飲むまいと思ったが、一口飲むだけで数分前の決意は胃の中に溶けていくし、胃のむかつきもいつのまにか消え去っていく。

ただ、いかんせんアルコールが入っているだけが確実で、ほかにどんな物質が入っているかわからない液体、みのりフーズがかかわってないことを祈るばかりではある。

食べてばかりで全然ネタを考えようとしない豚、じゃないコアラシは徐々に肉のことを「カロリー」と呼び出し、前足ではなく腕をフルに生かして肉を焼いては共食いに明け暮れていた。これでは何のための会議かわからないので、火を止めて話を本題に戻そうとしたら生肉を食いだしたので、翌日あたり死んだと思う。 とりあえず得意な絵を書くよう促して、それなりにアイディアはひらめいた。死んだけど。

今後この日のアイディアが日の目を見ることがあるかどうか、それは神のみぞ知る。

満腹になりネタ作りも盛り上がったところで駅までの帰路につく。さすがは花金、まだまだ繁華街に人が吸い込まれていく。

私は若干の赤ら顔だが、まだ何百回目の断酒宣言は飛び出さない程度のほろ酔いであった。あまり気にもせずいつもの調子で駅構内を歩きながら屁を放つ。 連日の暴飲暴食に先ほどの胃袋お化けがとどめをさしてきてお腹の中が空中分解していたのか、明らかに気体以外が流出騒動を起こしたのを察知した。

それでも私は動じることなく、トイレに入る。決して便意があるわけではない、フライングした先頭集団がほぼ液体状にしてゴールテープを切った、それだけのことなのだ。

 

花金のトイレは非常に混雑、長蛇の列であった。みんな小便に並んでいるが、私の目的はそんなことではない。個室の列が分かれているパターンと混じっているパターンがあると思うが、この列は一つしかない。 列は順調に進んでいき私は先頭に立たされる。

ここでどこか小便器が空いても私はそれを希望しない、後ろからは(無言の)クラクションを鳴らされるだろうし、「ウンコマーン」とひそひそ言われているかもしれない。 しかし、運(こ)は私に味方した。最初にあいたのがなんと個室だったのだ。 個室から出てきた頭の禿げあがったサラリーマンが私には天使に見えた。バーコード頭の天使である。

これで私は「ウンコマン!」と呼ばれることもなく、ましてやうんこを漏らしたからパンツの状態を確認しよう(事実)と思われることもなく、一番最初にあいたのが個室だから仕方なく個室に入ったんだなという、素敵な勘違いをしてもらえることに成功したのである。

個室でパンツの状態を確認する。予想通りうっすらと染みの付いた下着がそこに。

 

染み付きパンティ。

 

響きだけならどこかのいかがわしい店で売られてもおかしくないのだが、残念ながら穿いていたのは30過ぎのおっさんだし、染みの正体はウンコだし、色は確かにピンクだけどパンティじゃなくてボクサーパンツだし、逆に訴えられかねない。 状況を整理し染みをふき取り、脱ぎ捨てていくかどうするか迷った挙句、これくらいならと再び足を通し30分ほど電車に揺られて帰宅した。電車の中では30分が30時間に感じるほど長かった。異臭騒ぎなど起きたらどうしようと思っていたが、無事最寄駅までたどり着き一命を取り留めた。

そして下着を文字通り脱ぎ捨てた。

年に何回かこのような経験に遭遇するのだが、これから頻度があがらないよう、括約筋を鍛えたいと思う。括約筋の活躍に期待。

広告を非表示にする