観たつもり映画レビューvol.5「テラフォーマーズ」(ネタバレなし妄想あり)
日程に恵まれた2016年の大型連休。レジャーに出掛けた方も海外逃亡した方もいると思うが、中でも多かったのは映画などの現実逃避なのではないだろうか。今年もゴールデンウィーク映画が盛り沢山、どれも見てないのでどれを紹介しようか迷うのだが、最も話題を振りまいたであろう映画にしたい。
その悪評たるやレビューサイトで5点(100点満点中)とされたり、一周回ってむしろお金払って見てみるべきとか、すがすがしい。
テラフォーマーズ
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こちらで散々ネタにしてたのに書かないわけには行かない。
近年の邦画にありがちな漫画が原作である。舞台は2500年とか割と先の話。人口爆発と資源がなくなったかで火星移住計画をすすめるために、火星を人間が住める環境にするプロジェクトである。
その環境にするために行われたのが火星に苔を生やし酸素を発生させ、大量のゴキブリを放って太陽光を浴び温度上昇を図るというものだったはずだ。原作の知識はこんな程度にしておこう。この記事を書く上では原作の知識は足枷にしかならない。そう心しておいてほしい。
まずキャストに名を連ねる錚々たる俳優陣。ドラマでも映画でも主役を張れる人気者や実力者ばかりである。一部リポビタンDの人がいるが、日本人ばかりである。
原作に戻ってしまい申し訳ないのだが、このプロジェクトじゃ地球規模で行われており、各国の問題児とかが集められ、仮面ライダーみたいな改造手術を受けている。
これでは日本のただの暴走みたいになっていやしないだろうか。2500年日本は地球を支配しているのだろうか。超高齢化なんて言われて100歳以上の老人たちが平気で戦っているんだろうか。ゴキブリよりそっちが怖い。
キャストが日本人だらけなのはご都合主義の邦画あるあるとしてこの際無視するし、そもそも見てないで好き勝手言う素人なんてどうでもいい。
で、先述の通り火星に行く人間はそれぞれ仮面ライダーみたいに昆虫やその他生物の能力を移植されている。対するは元々ゴキブリだったはずの生物。筋骨隆々でなんかコミュニケーションとってるし、知能あるっぽいし、何より強い。
だからこそ、敵も味方もバンバン死ぬのがこの映画の醍醐味である。そしてやたら泣き叫ぶ。
最後の方なんか人間かテラフォーマー(元ゴキブリ)かわからないけど、スクリーンから出てくる。この辺はリングにも見習ってほしかったところ。
もしくは汚い映画館限定特典として舞台袖から地球サイズのゴキブリが数匹ウロチョロする。前方にいる観客だけが気づいてざわめくが、評判を聞くに前方の席が埋まることはないらしい。
最終的にネタバレ覚悟でいうと、火星が日本になる。人間とテラフォーマーズが共存する。
住所で言うと東京都火星区歌舞伎町とかができる。テラフォーマーズのキャバクラとかにゴキブリが出現して右往左往しつつ殺虫剤散布、店員も客もゴキブリもみんな死ぬという壮大ななんじゃこれ感で終了となる。
最後にアース製薬とコラボしてるサイトが公式にあったので紹介しておく。くれぐれも閲覧注意である。